金暻娥(キムキョンア)の使用用具・戦術・経歴【2026年最新】

金暻娥(キム・キョンア)さんは、2004年アテネ五輪の女子シングルスで銅メダルを獲得した韓国のカットマンです。カットの神を意味する「깎신(カクシン)」の愛称で呼ばれ、世界ランキングは自己最高4位まで上り詰めました。現在は大韓航空女子卓球団のコーチを務めています。この記事では、金暻娥さんの経歴・使用用具・技術・戦術・戦績を一次情報をもとに解説します。

2008年北京五輪の女子団体では、日本の平野早矢香選手にシングルスとダブルスで2勝を挙げ、韓国の銅メダル獲得に大きく貢献しました。

世界選手権の女子ダブルスでは、同じカットマンの朴美英(パク・ミヨン)さんとのペアで、2007年・2009年・2011年と3大会連続で銅メダル。アテネ五輪のシングルス銅メダルは、韓国卓球にとって現時点で最後の五輪シングルスのメダルです。

金暻娥(キム・キョンア)はこんな選手!

  • プロフィール:1977年生まれ、韓国・大田広域市出身の右シェークカット。自己最高世界ランキング4位
  • 経歴:大韓航空で活躍し、2012年に現役を終えたあとは大韓航空女子卓球団のコーチ
  • 用具:ニッタクの本人モデル「キムギョンア」+ナルクロスEXハード(フォア)+スクリューソフト(バック、粒高)
  • 技術:粘り強いカットと攻撃
  • 戦術:カットで粘りながら攻撃を交え、試合のペースを握る
  • その他:「깎신(カットの神)」の愛称。同じカットマンの朴美英(パク・ミヨン)さんと長くダブルスを組んだ
目次

金暻娥(キム・キョンア)のプロフィール

基本情報

項目内容
名前金 暻娥(キム・キョンア)/김경아/Kim Kyung-ah
生年月日1977年5月25日(49歳 ※2026年9月時点)
国籍・出身地韓国・大田広域市
身長165cm
元所属大韓航空
現在大韓航空女子卓球団コーチ
戦型右シェークカット
世界ランキング自己最高4位(2010年9〜10月)
学歴龍仁大学、延世大学(修士)、又石大学(博士)

日本では「金キョン娥」「キムギョンア」と表記されることもあります。

プレーは、テレ東卓球チャンネルの動画で見ることができます。

主な実績

  • 2004年 アテネ五輪 女子シングルス銅メダル
  • 2007年・2009年・2011年 世界選手権 女子ダブルス銅メダル
  • 2008年 北京五輪 女子団体銅メダル
  • 2010年 世界ランキング自己最高4位
  • 2012年 世界選手権(団体・ドルトムント) 女子団体銅メダル

詳しい戦績は後述しています。

金暻娥(キム・キョンア)の経歴

アテネ五輪の銅メダル

金さんは韓国・大田広域市の出身です。実業団の大韓航空でプレーし、2004年のアテネ五輪では女子シングルスで銅メダルを獲得しました。

北京五輪と世界選手権でのメダル

2007年の世界選手権(ザグレブ)で女子ダブルス銅メダル。2008年の北京五輪では女子団体で銅メダルを獲得し、日本の平野早矢香選手にシングルスとダブルスで勝っています。2009年の世界選手権(横浜)、2011年の世界選手権(ロッテルダム)でも女子ダブルスで銅メダルを獲得し、朴美英さんとのペアで3大会連続のメダルとなりました。

2010年の世界選手権(団体・モスクワ)では、準々決勝の日本戦で平野選手と福原愛選手を破りましたが、チームは残りの3試合を落としてベスト8に終わりました。この年、プロツアー・グランドファイナル(ソウル)の女子ダブルスで優勝し、9〜10月には世界ランキング自己最高の4位に上がっています。

現役引退、そしてコーチへ

2012年は世界選手権(団体・ドルトムント)で女子団体銅メダル、ロンドン五輪では女子団体4位。この年を最後に現役を終えました。2015年に選手として一時復帰したあと、大韓航空でコーチとしての活動を続けています。

2026年6月には、江陵で開かれた世界マスターズ卓球選手権に、かつてのダブルスパートナー・朴美英さんと出場しています。

経歴年表

1977年5月
韓国・大田広域市に生まれる

2004年
アテネ五輪 女子シングルス銅メダル

2007年
世界選手権(ザグレブ) 女子ダブルス銅メダル

2008年
北京五輪 女子団体銅メダル

2009年
世界選手権(横浜) 女子ダブルス銅メダル

2010年
プロツアー・グランドファイナル 女子ダブルス優勝。世界ランキング自己最高4位

2011年
世界選手権(ロッテルダム) 女子ダブルス銅メダル(3大会連続)

2012年
世界選手権(団体・ドルトムント) 女子団体銅メダル、ロンドン五輪 女子団体4位。この年で現役を終える

2015年
選手として一時復帰

2026年6月
世界マスターズ卓球選手権(江陵)に朴美英さんと出場

現在
大韓航空女子卓球団のコーチ

金暻娥(キム・キョンア)の使用用具(ラケット・ラバー)

種類用具名(メーカー)ラバーの種類
ラケット―
フォアラバー
ナルクロスEXハード(ニッタク)
裏ソフト
バックラバー
スクリューソフト(ニッタク)
粒高

※卓球ナビ・Tabletennis Referenceの掲載より。使用していた時期、ラバーの色・厚さは一次情報で確認できていません。

ラケット|キムギョンア

金さんの名前を冠したニッタクのカット用ラケットです。日本の石垣優香さんも、現役時代にこのラケットを使っていました。

詳しい特徴やレビューは、キムギョンアの用具ページで解説しています。

フォアラバー|ナルクロスEXハード

ニッタクのテンション系裏ソフトです(現在は生産終了)。

バックラバー|スクリューソフト(粒高)

ニッタクの粒高ラバーです。バック面に粒高を貼り、相手の回転を利用した変化のあるカットを送ります。

用具の変遷

ラケット

  • 現役時代(用具DBの掲載):キムギョンア(ニッタク)

フォアラバー

  • 現役時代(用具DBの掲載):ナルクロスEXハード(ニッタク)

バックラバー

  • 現役時代(用具DBの掲載):スクリューソフト(ニッタク、粒高)

用具の変更の時期や理由は、一次情報では確認できていません。

金暻娥(キム・キョンア)の技術|サービス・ツッツキ・カット・攻撃

金さんの技術は、「깎신(カットの神)」と呼ばれたカットが中心です。粘り強いカットに攻撃を組み合わせるスタイルでした。

カット

「カットの神」を意味する愛称のとおり、粘り強いカットが最大の武器です。

攻撃

カットだけでなく、攻撃でも試合のペースを握りました。

金暻娥(キム・キョンア)の戦術

基本的なプレースタイル

粘り強いカットで相手に打たせ続け、攻撃を交えて試合のペースを握るスタイルです。バックの粒高による変化も加わり、世界ランキング4位まで上り詰めました。

得点パターン

公開情報から読み取れる得点パターンは次のとおりです。

  • 粘り強いカットで相手に打たせ続け、ミスを誘う
  • バックの粒高による変化で相手の打球を狂わせる
  • カットで粘った後、攻撃に転じて得点する

金暻娥(キム・キョンア)の戦績

五輪で2つの銅メダル

  • 2004年:アテネ五輪 女子シングルス銅メダル
  • 2007年:世界選手権 女子ダブルス銅メダル
  • 2008年:北京五輪 女子団体銅メダル(平野早矢香選手にシングルス・ダブルスで勝利)
  • 2009年・2011年:世界選手権 女子ダブルス銅メダル
  • 2012年:世界選手権 女子団体銅メダル

詳しい戦績

国際大会

年大会種目成績
2004年アテネ五輪女子シングルス銅メダル
2007年世界選手権(ザグレブ)女子ダブルス銅メダル
2008年北京五輪女子団体銅メダル
2008年北京五輪女子シングルスベスト16
2009年世界選手権(横浜)女子ダブルス銅メダル
2010年世界選手権(団体・モスクワ)女子団体ベスト8
2010年プロツアー・グランドファイナル(ソウル)女子ダブルス優勝
2011年世界選手権(ロッテルダム)女子ダブルス銅メダル
2012年世界選手権(団体・ドルトムント)女子団体銅メダル
2012年ロンドン五輪女子団体4位

このほか、アジア競技大会ではシングルス・ダブルス・団体で合わせて4つの銅メダルを獲得しています。

世界ランキングの推移

  • 2010年9〜10月:自己最高4位

金暻娥(キム・キョンア)のその他の活躍

ダブルスでの活躍

同じカットマンの朴美英さんとは、10年以上にわたって国際舞台を共にしました。2026年6月の世界マスターズ卓球選手権(江陵)では、女子45〜49歳の部のダブルスで二人がペアを再結成し、予選を3戦全勝で通過しています。

指導者としての活躍

現役を終えたあとは、大韓航空女子卓球団のコーチとして後進の指導にあたっています。韓国では、金さん・朴さんに続くカットマンとしてソ・ヒョウオン選手が活躍しました。

まとめ

  • 金暻娥(キム・キョンア)さんは、1977年生まれ・韓国の右シェークカット。自己最高世界ランキング4位
  • 2004年アテネ五輪で女子シングルス銅メダル。韓国卓球にとって現時点で最後の五輪シングルスのメダル
  • 2008年北京五輪で女子団体銅メダル、世界選手権の女子ダブルスで3大会連続の銅メダル
  • 用具はニッタクの本人モデル「キムギョンア」、バックに粒高
  • 現在は大韓航空女子卓球団のコーチ

「カットの神」と呼ばれ、韓国の守備型の系譜を築いたカットマンです。

この記事を書いた人

チョッピー(Choppy)
カットマン歴15年以上。中学で卓球を始め、高校でカットマンに転向し、大学で練習を重ね、社会人の今もカットマンを続けています。

カットマンに関する情報は限定的で、指導者や知り合いから教えてもらうことがほとんど。暗黙知になりがちなカットマンの情報を共有知に変え、カットマン界を盛り上げたい。カットマン人口を増やしたい。そんな思いでこのサイトを作りました。

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参考・出典

※この記事の情報は2026年9月26日時点のものです。

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