女子のカットマン選手一覧|日本と世界の代表的な選手

日本では橋本帆乃香選手・佐藤瞳選手が世界の舞台で活躍し、韓国・中国・ヨーロッパにもオリンピックや世界選手権でメダルを取った女子のカットマンがいます。この記事では、当サイトで紹介している代表的な女子のカットマンを、フォアとバックのラバーの組み合わせ別に紹介します。

この記事でわかること

  • 日本と世界の代表的な女子カットマン
  • 各選手の国・地域、現在の立場(現役・コーチ・監督など)、ラバーの組み合わせ
  • 女子のカットマンの傾向
目次

女子のカットマン選手の早見表

選手国・地域現在の立場フォア×バック
福岡乃愛日本コーチ裏×裏
橋本帆乃香日本現役裏×表
山室早矢日本現役裏×表
牛嶋星羅日本現役裏×表
高橋美羽日本現役裏×表
石垣優香日本監督(JOCエリートアカデミー・淑徳大学)裏×表
朝田まい日本コーチ(会社員と兼業)裏×表
武楊(Wu Yang)(ウー・ヤン)中国指導者(大学の教員)裏×表
ハン・インドイツ現役裏×表
庄司有貴日本元選手(現在の活動は未確認)裏×表
佐藤瞳日本現役裏×粒高
小塩遥菜日本現役裏×粒高
大川千尋日本現役裏×粒高
瓜生日咲日本現役裏×粒高
谷岡あゆか日本コーチ裏×粒高
金暻娥(キム・キョンア)韓国コーチ(大韓航空)裏×粒高
朴美英(パク・ミヨン)韓国元代表選手(現在の活動は未確認)裏×粒高
ソ・ヒョウォン(徐孝元)韓国コーチ(韓国女子代表)裏×粒高
キム・ソンイ北朝鮮―裏×粒高
テティアナ・ビレンコウクライナ現役裏×粒高
小林りんご日本現役フォア表×バック裏
相馬夢乃日本―フォア表×バック裏
鈴木円花日本現役・コーチ―
浅井一恵日本――
竹内嘉菜日本――

※代表的な選手を紹介したもので、ほかにも多くの選手がいます。「―」は確認できていないものです。用具は各選手ページで確認できた時点のものです(2026年10月時点)。

裏ソフト×裏ソフト

フォア・バックとも裏ソフトを貼る、カットマンとしては珍しい組み合わせです。両ハンドで攻撃しやすいのが特徴です。

福岡乃愛

フォアもバックも裏ソフトを貼る「裏裏カットマン」です。三田学園高校のエースから早稲田大学の副将まで務め、多彩な球種を使い分けるプレーで「技のデパート」と呼ばれました。

裏ソフト×表ソフト

フォアに裏ソフト、バックに表ソフトを貼る組み合わせです。表ソフトで回転を抑えたナックルカットを出し、切れたカットとの差で相手を惑わせます。

橋本帆乃香

世界卓球2026の決勝で中国の蒯曼(Kuai Man)選手を破った、日本の女子カットマンの第一人者です。フォアにキョウヒョウ3国狂ブルー、バックに変化系表ソフトのドナックル、ラケットは剛力スーパーカットを使っています。

山室早矢

2025年のインターハイ女子シングルスで準優勝した熊本県出身の選手です。2026年1月の全日本選手権では、伊藤美誠選手をマッチポイントまで追い詰めました。実業団の十六フィナンシャルグループとTリーグの九州カリーナでプレーしています。

牛嶋星羅

長い手足から繰り出すカットを武器にする、右シェーク裏表の選手です。実業団のサンリツでプレーし、2024年の日本卓球リーグでダイヤモンドラケット賞を受賞、2025年度にはナショナルチーム候補にも選ばれました。

高橋美羽

北海道の駒大苫小牧高校でプレーする、右シェーク裏表の選手です。1年生だった2025年のインターハイで、ノーシードから女子シングルスのベスト8に勝ち上がりました。

石垣優香

2014年の世界卓球選手権(団体・東京)で銀メダルを獲得した元日本代表です。フォアの攻撃とバックの安定したカットで、世界ランキングは自己最高19位。現在はJOCエリートアカデミー女子監督などとして、次の世代を育てています。

朝田まい(朝田茉依)

同志社大学時代に全日本選手権の女子ダブルスで5位に入った選手です。現在は会社員として働きながらコーチとして活動し、YouTube「朝田まいの卓球教室」でも発信しています。

武楊(ウー・ヤン)

自己最高世界ランキング4位まで上り、「世界最強チョッパー」とも呼ばれた中国の選手です。2013年のワールドカップ団体の決勝では、石川佳純選手にストレートで勝ちました。

ハン・イン

中国・遼寧省出身で、ドイツ代表として活躍する選手です。バックに表ソフトを貼る守備型で、世界ランキングは自己最高6位。2016年リオ五輪の女子団体で銀メダルを獲得し、43歳の2026年も世界卓球の団体で銅メダルを手にしました。

庄司有貴

青森山田高校・専修大学から実業団の中国電力に進んだ、バックに表ソフトを貼る選手です。2013年の全日本学生選手権で女子シングルス準優勝、2017年のUSオープンで女子シングルス優勝を果たしました。

裏ソフト×粒高

フォアに裏ソフト、バックに粒高を貼る、最も多い組み合わせです。粒高の変化で相手を崩します。

佐藤瞳

「エンドレスリターン」の異名を持つ、粘り強いカットが持ち味の選手です。世界史上最長とされる1時間38分の試合や、リオ五輪金メダリストの丁寧(Ding Ning)選手に勝った実績があります。2026年11月の時点では、バックに粒高のカールP1V、フォアにザイア03、ラケットにダイオード プロを使っています(CHOPPERS調べ)。以前はバックに変化系表ソフトのドナックルを使っていました。

小塩遥菜

2019年の世界ジュニア選手権で女子シングルスの銀メダルを獲得した、バックに粒高を貼る選手です。2022年からTリーグのトップおとめピンポンズ名古屋でプレーしています。

大川千尋

日本卓球リーグの百十四銀行でプレーする、右シェーク裏粒の選手です。徳島県出身で中央大学を卒業し、2025-26シーズンにはTリーグの京都カグヤライズにも登録されました。

瓜生日咲

木下アカデミーで力をつける選手です。2025年の世界ユース選手権でU-15女子団体の優勝メンバーとなり、全国中学校大会では2025年・2026年と2年連続で女子個人の準優勝に入りました。

谷岡あゆか

JOCエリートアカデミーの第1期生で、2010年のユースオリンピックでは丹羽孝希選手と組んだ混合団体で金メダルを獲得しました。サンリツやTリーグの木下アビエル神奈川でプレーし、2022年3月に引退しています。

金暻娥(キム・キョンア)

2004年アテネ五輪の女子シングルスで銅メダルを獲得した韓国の選手です。「カットの神」を意味する愛称で呼ばれ、世界ランキングは自己最高4位。現在は大韓航空女子卓球団のコーチを務めています。

朴美英(パク・ミヨン)

2008年北京五輪の女子団体で銅メダルを獲得した韓国の選手です。同じカットマンの金暻娥さんとのダブルスで、世界選手権の女子ダブルスで3大会連続の銅メダルを獲得しました。

ソ・ヒョウォン(徐孝元)

自己最高世界ランキング8位まで上った韓国の選手です。粘り強いカットに加え、サーブからの3球目攻撃やフォアの反撃も武器に約30年プレーし、2025年6月に引退して韓国女子代表のコーチになりました。

キム・ソンイ

2016年リオデジャネイロ五輪の女子シングルスで銅メダルを獲得した北朝鮮の選手です。フォアの裏ソフトで攻め、バックの粒高で粘るスタイルで、石川佳純選手や福原愛選手を破りました。

テティアナ・ビレンコ

五輪に3大会出場したウクライナのベテランです。2026年の世界卓球選手権(団体・ロンドン)では、42歳のチーム最年長として女子団体準々決勝で日本と対戦しました。

その他

フォアに表ソフトを貼る選手、片面だけにラバーを貼る選手、ラバーの組み合わせを確認できていない選手です。

小林りんご

フォアに表ソフト、バックに裏ソフトという、カットマンとしては珍しい配置で知られる青山学院大学の選手です。2025年の全日本学生選抜で女子シングルス3位に入り、2026-27シーズンからTリーグの京都カグヤライズに所属しています。

相馬夢乃

2018年の世界ジュニア選手権で、女子シングルス・ダブルス・団体の3種目でメダルを獲得しました。フォアに表ソフト、バックに裏ソフトという珍しい配置で、Tリーグの日本ペイントマレッツや実業団の中国電力でプレーしました。

鈴木円花

横浜隼人高校・青山学院大学で活躍した選手です。卓球クラブのコーチをしながら、TOMOクラブの一員として全国卓球選手権大会(一般の部)の女子団体で優勝を重ねています。

浅井一恵

愛知県の桜丘高校で、2019年のインターハイ女子シングルス3位に入った選手です。中学生のころからITTFワールドツアーにも出場し、世界ランキングは自己最高204位を記録しました。

竹内嘉菜

JOCエリートアカデミーで6年間を過ごした広島県出身の選手です。2016年のクロアチア ジュニアオープンでジュニア女子シングルス準優勝に入り、世界ランキングは自己最高128位まで上がりました。

女子のカットマンの傾向

裏ソフト×表ソフトと裏ソフト×粒高が中心

ここで紹介した選手では、裏ソフト×表ソフトと裏ソフト×粒高が同じくらいです。日本の現役のトップでは、橋本帆乃香選手のドナックルをはじめ、表ソフトの選手が目立ちます。一方、韓国の選手は粒高が中心です。あくまで代表的な選手の傾向で、ほかにも多くの選手がいます。

珍しい配置の選手もいる

福岡乃愛さんのように両面に裏ソフトを貼る選手や、小林りんご選手・相馬夢乃選手のようにフォアに表ソフト、バックに裏ソフトを貼る選手もいます。カットマンの用具は、選手の戦い方に合わせて自由に選ばれています。

女子のカットマンについてよくある質問

Q. 日本の女子のカットマンで有名な選手は誰ですか?

現役では、世界卓球2026の決勝で中国の選手に勝った橋本帆乃香選手と、「エンドレスリターン」と呼ばれる佐藤瞳選手が代表的です。元選手では、2014年の世界卓球で銀メダルを獲得した石垣優香さんがいます。

まとめ

  • 日本の現役のトップは、橋本帆乃香選手と佐藤瞳選手。若手では山室早矢選手・瓜生日咲選手などが続く
  • 海外では、金暻娥さん・キム・ソンイ選手が五輪シングルスの銅メダリスト。ハン・イン選手は40代でも第一線で活躍
  • ラバーの組み合わせは、裏ソフト×表ソフトと裏ソフト×粒高が中心。両面裏ソフトやフォア表ソフトの選手もいる

各選手の詳しい経歴・使用用具・戦術は、それぞれの選手ページで紹介しています。

この記事を書いた人

チョッピー(Choppy)
カットマン歴15年以上。中学で卓球を始め、高校でカットマンに転向し、大学で練習を重ね、社会人の今もカットマンを続けています。

カットマンに関する情報は限定的で、指導者や知り合いから教えてもらうことがほとんど。暗黙知になりがちなカットマンの情報を共有知に変え、カットマン界を盛り上げたい。カットマン人口を増やしたい。そんな思いでこのサイトを作りました。

運営者チョッピーのプロフィールとサイトについて

参考・出典

各選手の情報の出典は、それぞれの選手ページの「参考・出典」に掲載しています。

※この記事の情報は2026年10月1日時点のものです。

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