ダイオードVは、2018年11月にバタフライが発売した、木材5枚合板のカット用ラケットです。従来のカット用ラケットよりも弾む合板の設計で、回転量の多いカットと威力のあるドライブの両方を狙った、攻撃を主体とするカットマン向けのモデルです。この記事では、ダイオードVの製品情報・特徴・評価をまとめます。
ダイオードVの製品情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー | バタフライ |
| 種類 | カット用シェークハンドラケット |
| 合板構成 | 木材5枚合板 |
| 板厚 | 5.7mm |
| ブレードサイズ | 165×156mm(セミラージ) |
| 平均重量 | 96g |
| グリップ | FL(100×24mm)、ST(100×23mm) |
| 反発特性・振動特性 | 10.6・7.9 |
| 価格 | 7,700円(税込) |
| 発売日 | 2018年11月1日 |
| 原産国 | 日本 |
| 品番 | FL:36961、ST:36964 |
※バタフライ公式サイトの製品情報より(2026年9月時点)。
ダイオードVのカットマン目線の特徴
カットマンの技術別に、5段階で評価します。各指標は、メーカーのカタログ値やレビューの記載内容、運営者による使用感を総合的に考慮し、CHOPPERS独自に算出したものです。使用者の技術や感覚、ラケットとの組み合わせにより異なることをご了承ください。
| 評価項目 | 評価 | カットマン目線での見方 |
|---|---|---|
| 守備・カット性能 | ★★★☆☆ | カット用としてはよく弾むので、カットを抑えるには回転をしっかりかける技術が必要です。 |
| 攻撃・反撃性能 | ★★★★★ | バタフライの現行のカット用で最もよく弾み、攻撃主体のカットマンに向きます。 |
カット用としてはよく弾む
メーカーは、従来のカット用ラケットよりも弾む合板設計で、攻撃を主体としたカット型に勧めています。バタフライの現行のカット用ラケットの中で、最もよく弾むモデルです。
バタフライの現行カット用ラケットとの比較
| モデル | 構成 | 板厚 | 平均重量 | 反発特性 | 振動特性 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ダイオードV | 木材5枚合板 | 5.7mm | 96g | 10.6 | 7.9 | 7,700円 |
| 木材5枚合板 | 5.5mm | 91g | 9.6 | 7.0 | 8,800円 | |
| 木材5枚+ZLファイバー2枚 | 5.1mm | 86g | 5.5 | 4.9 | 19,800円 |
※バタフライ公式サイトの製品情報より(2026年9月時点)。反発特性・振動特性はバタフライ独自の指標で、数字が大きいほどよく弾み、打球の振動が大きいことを表します。
朱世赫の廃盤と入れ替わりで登場
同じ木材5枚合板・同じブレードサイズの朱世赫(2018年7月に廃盤が決定)と入れ替わるように発売されたため、朱世赫の後継として試した人が多いラケットです。ただし、朱世赫より弾む一方でしなりが強く、打球感は別のラケットです。
元全日本王者も勧める組み合わせ
1999年の全日本王者で元カットマンの渋谷浩さんは、卓球レポートの企画で、フォア裏ソフト・バック粒高のカットマンに「ダイオードV」と「フェイントロングⅢ」の組み合わせを挙げています。
ダイオードVの評価
卓球ナビに寄せられたユーザー評価(16件)の平均値は次のとおりです。
| 項目 | 平均 |
|---|---|
| 総合評価 | 8.44 |
| スピード | 7.56 |
| スピン | 8.06 |
| コントロール | 8.19 |
良い評価
- 反発力が高く、攻撃しやすい。ドライブのスピードが上がる
- カットの回転もしっかりかかる
- フォア裏ソフト・バック粒高の組み合わせと相性がよい
- 弾まないバックのラバーを、ラケットの弾みで補える
気になる評価
- 朱世赫と比べると、しなりが強く、ボールを持つ感覚が薄い
- 朱世赫より少し軽く、強打に押されると感じる人もいる
- 貼るラバーで性能が大きく変わる
ダイオードVを使用するカットマン選手
トップ選手の使用記録は確認できていません。分かり次第追記します。
よくある質問
ダイオードVは朱世赫の後継ですか?
メーカーは後継とは説明していません。発売の時期と仕様が近いため後継として試す人が多いものの、打球感は別物のラケットです。
ダイオードVとダイオード プロの違いは?
ダイオードVのほうが厚く重く、よく弾む攻撃寄りのモデルです。ダイオード プロは弾みを少し抑え、カットと攻撃のバランスを重視しています。
まとめ
- ダイオードVは、2018年にバタフライが発売した木材5枚合板のカット用ラケット
- 板厚5.7mm・平均96g・税込7,700円
- バタフライの現行のカット用ラケットで最もよく弾む、攻撃主体のカットマン向け
- 卓球ナビの総合評価は8.44
- 渋谷浩さんが、フェイントロングⅢとの組み合わせを勧めている
攻撃を武器にするカットマンが、手ごろな価格で選べるカット用ラケットです。
この記事を書いた人
チョッピー(Choppy)
カットマン歴15年以上。中学で卓球を始め、高校でカットマンに転向し、大学で練習を重ね、社会人の今もカットマンを続けています。
カットマンに関する情報は限定的で、指導者や知り合いから教えてもらうことがほとんど。暗黙知になりがちなカットマンの情報を共有知に変え、カットマン界を盛り上げたい。カットマン人口を増やしたい。そんな思いでこのサイトを作りました。
参考・出典
- バタフライ ダイオードV
- バタフライ ダイオード プロ
- バタフライ インナーシールド レイヤー ZLF
- バタフライ バタフライ・ラケットの歴史 シェークハンド編(2007-2025)
- 卓球ナビ ダイオードV
- 卓球レポート おかえり卓球 〜渋谷浩、本気の用具選び〜
※この記事の情報は2026年9月28日時点のものです。





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