松下浩二ZCは、VICTASの「松下浩二」シリーズで唯一、Zカーボンを搭載したカット用ラケットです。カットでは安定した軌道を描き、攻撃では打球に威力を出す設計で、攻撃力も求められる現代のカットマン向けのモデルです。この記事では、松下浩二ZCの製品情報・特徴・評価・使用選手を、メーカーの公式情報をもとにまとめます。
平塚健友選手や瓜生日咲選手など、日本の若手カットマンが使っているラケットでもあります。
松下浩二ZCの製品情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー | VICTAS |
| 種類 | 守備用シェークハンドラケット |
| 合板構成・材質 | 木材5枚+Zカーボン2枚(ダイナコア設計) |
| 板厚 | 5.8mm |
| ブレードサイズ | 165×155mm |
| 重量 | 87g前後 |
| グリップ | FL(100×23mm)、ST(97×24mm) |
| 価格 | 27,500円(税込) |
| 発売 | 2023年3月 |
| 生産国 | 日本 |
| 品番 | FL:310314、ST:310315 |
※VICTAS公式サイトの製品情報より(2026年9月時点)。
松下浩二ZCのカットマン目線の特徴
カットマンの技術別に、5段階で評価します。各指標は、メーカーのカタログ値やレビューの記載内容、運営者による使用感を総合的に考慮し、CHOPPERS独自に算出したものです。使用者の技術や感覚、ラケットとの組み合わせにより異なることをご了承ください。
| 評価項目 | 評価 | カットマン目線での見方 |
|---|---|---|
| 守備・カット性能 | ★★★★☆ | Zカーボン入りでもカットは安定し、強いドライブにも押されにくいモデルです。 |
| 攻撃・反撃性能 | ★★★★★ | シリーズで最も攻撃の威力が出るモデルで、カットからの反撃で一発を狙えます。 |
シリーズで唯一のZカーボン搭載モデル
「松下浩二」シリーズは5モデルあり、特殊素材を使っているのは松下浩二ZCと松下浩二スペシャルの2本です。松下浩二ZCは、木材5枚にZカーボン2枚を組み合わせた7枚合板で、VICTASはこの構成を「ダイナコア設計」と呼んでいます。
カットは安定、攻撃は威力
VICTASは、カットの際には安定した軌道を描き、攻撃の際には打球に威力を生み出すラケットと説明しています。カットで粘るだけでなく、チャンスボールをドライブで打ち抜く現代のカットマンを想定したモデルです。
板厚5.8mm、重さは標準的
板厚は5.8mmで、シリーズの中では2番目に厚いモデルです。重量は87g前後で、シリーズの標準モデル「松下浩二」と同じくらいに抑えられています。
価格はシリーズで最も高い
税込27,500円と、シリーズのほかのモデル(14,300円〜15,840円)より高い価格帯です。
松下浩二ZCの評価
卓球ナビに寄せられたユーザー評価(8件)の平均値は次のとおりです。
| 項目 | 平均 |
|---|---|
| 総合評価 | 9.25 |
| スピード | 8.75 |
| スピン | 9.5 |
| コントロール | 7.88 |
良い評価
- インナーカーボンで、ボールをつかむ感覚がある
- ドライブの威力と回転が出しやすい
- カット以外の攻撃技術が強化される
気になる評価
- 球離れが早く、ラバーの選び方によっては扱いにくくなる
- カットやブロックなど守備の技術を安定させるには慣れが必要
- 弾みすぎることがある
スピードとスピンの評価が高く、コントロールはシリーズの標準モデル(8.93)より低めです。攻撃力を重視する人向けで、守備の安定を最優先する人には、ほかのモデルのほうが合う可能性があります。
合わせているラバー
フォアにV>15 Extra・V>20 Double Extra・ディグニクス05・キョウヒョウシリーズ、バックにフェイントロング系などを合わせる組み合わせが使われています。
松下浩二ZCを使用するカットマン選手
| 選手 | 使用の時期 |
|---|---|
| 平塚健友 | 2026年 |
| 瓜生日咲 | 2026年 |
| 松下浩二 | 本人モデル |
平塚健友選手はバックにカールP4V、瓜生日咲選手はバックにカールP1Vを組み合わせています。どちらもバックに粒高を貼るカットマンです。
松下浩二シリーズの中での位置づけ
5本の中で、攻撃の威力が最も出るモデルです。同じく特殊素材を使う松下浩二スペシャルは、広いスイートスポットと扱いやすさが特徴です。特殊素材入りで価格を抑えたいならスペシャル、攻撃の威力をさらに求めるならZC、という選び方ができます。シリーズの全モデルの違いと選び方は、松下浩二シリーズのまとめで比べています。
まとめ
- 松下浩二ZCは、VICTAS「松下浩二」シリーズで唯一のZカーボン搭載モデル
- 木材5枚+Zカーボン2枚、板厚5.8mm、重量87g前後
- カットは安定した軌道、攻撃は打球に威力が出る設計
- スピードとスピンが高く、攻撃力を求めるカットマンに向く
- 平塚健友選手・瓜生日咲選手が使用
カットと攻撃の両方で点を取りたいカットマンのためのラケットです。
この記事を書いた人
チョッピー(Choppy)
カットマン歴15年以上。中学で卓球を始め、高校でカットマンに転向し、大学で練習を重ね、社会人の今もカットマンを続けています。
カットマンに関する情報は限定的で、指導者や知り合いから教えてもらうことがほとんど。暗黙知になりがちなカットマンの情報を共有知に変え、カットマン界を盛り上げたい。カットマン人口を増やしたい。そんな思いでこのサイトを作りました。
参考・出典
※この記事の情報は2026年9月26日時点のものです。



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