剛力スーパーカットの特徴・レビュー・使用選手【ニッタク】

剛力スーパーカットは、ニッタクの重量級ラケット「剛力」シリーズで唯一のカット用(守備用)モデルです。7枚合板で板厚4.9mm、重さ105g前後という重さとしなりで、鋭いカットと力強い反撃を両立するラケットとして作られています。この記事では、剛力スーパーカットの製品情報・特徴・評価・使用選手を、メーカーの公式情報をもとにまとめます。

橋本帆乃香選手など、日本の女子トップカットマンが使っているラケットです(佐藤瞳選手も以前使用していました)。

目次

剛力スーパーカットの製品情報

項目内容
メーカーニッタク
種類守備用シェークハンドラケット
合板構成・材質木材7枚(剛力と同じ総ウォールナットの合板)
板厚4.9mm
ブレードサイズ165×156mm
重量105g前後
グリップFL(100×24mm)
スピードミッドスロー(ニッタクの表記)
打球感ソフト(ニッタクの表記)
価格36,300円(税込)
生産国日本
品番NE-6138

※ニッタク公式サイトの製品情報より(2026年9月時点)。特注ラケットの対象外です。

剛力スーパーカットのカットマン目線の特徴

カットマンの技術別に、5段階で評価します。各指標は、メーカーのカタログ値やレビューの記載内容、運営者による使用感を総合的に考慮し、CHOPPERS独自に算出したものです。使用者の技術や感覚、ラケットとの組み合わせにより異なることをご了承ください。

評価項目評価カットマン目線での見方
守備・カット性能★★★★★重さがあるので強いドライブにも押されず、柔らかい打球感でカットを低く収めやすいラケットです。
攻撃・反撃性能★★★☆☆反撃はボールを掴んで弾くスマッシュが中心で、重さに負けない振りの強さが必要です。

剛力と同じ合板を、カット用のブレードに

ニッタクは、攻撃用の「剛力」と同じ合板を使い、独特のしなりを持つ重量級のブレードで、コントロールのよい鋭いカットを生み出すラケットと説明しています。ブレードは165×156mmと、剛力(160×154mm)より縦横とも大きく作られています。

105g前後の重量級

重さは105g前後で、同じカット用の松下浩二シリーズ(84〜93g前後)と比べてもかなり重いラケットです。ラバーを貼った状態の総重量が増えるため、相手の強打に押されにくくなります。

橋本帆乃香選手は、専門誌の用具インタビューで、以前のラケットはカットが飛んでしまうことや、ラバーを貼っても全体が軽いことが悩みだったと話しています。剛力スーパーカットに替えて重くなったことで、球持ちとコントロールがよくなったそうです。

7枚合板でも薄く、打球感は柔らかい

7枚合板ながら板厚は4.9mmと薄く、ニッタクの表記では打球感は「ソフト」です。薄い板がしなることで、カットに回転をかけやすくなります。

反撃は「掴んで弾く」スマッシュ

ニッタクは、反撃時には掴んで弾く強力なスマッシュを打てるとしています。カットで粘るだけでなく、チャンスボールを強打で決めるカットマンを想定したラケットです。

作馬六郎さんが監修した剛力シリーズ

剛力シリーズは、個性的な用具で多くの日本代表選手を育てた作馬六郎さん(王子クラブ代表・ニッタク用具アドバイザー)が監修し、ニッタクと共同開発したシリーズです。

剛力スーパーカットの評価

卓球ナビに寄せられたユーザー評価(6件)の平均値は次のとおりです。

項目平均
総合評価9.17
スピード5.67
スピン8.33
コントロール9

卓球ナビの評価(10点満点)

総合評価
9.17
スピード
5.67
スピン
8.33
コントロール
9
0510

良い評価

  • 7枚合板でも薄いので、打球感が柔らかくよくしなる
  • 重さがあり、強打に押されにくい
  • 台の近くでも、下がっても、低く直線的なカットが入る
  • 切ったカットとナックルカットが同じような弾道で入り、変化で勝負しやすい
  • ブロックやカウンターが安定する

気になる評価

  • 価格が高い
  • スピードは控えめで、台から離れると攻撃の威力が出にくい

評価の件数は6件と少ないものの、スピンとコントロールの点数が高いラケットです。

合わせているラバー

フォアにキョウヒョウ系・モリストDF・ディグニクス05・VS>401、バックにスピンピップスD1・スピンピップスD3・カールP1V・バーティカル20・スーパードナックルを合わせる組み合わせが使われています。トップ選手では、フォアにキョウヒョウ3国狂ブルー、バックにドナックルという組み合わせが目立ちます。

剛力スーパーカットを使用するカットマン選手

選手使用の時期
橋本帆乃香2015年夏から
佐藤瞳以前使用
小林りんご使用中
石垣優香使用中(剛力と併記)

橋本帆乃香選手は、高校時代のインターハイの前日に、朱世赫(バタフライ)から剛力スーパーカットに替えています。同じシリーズの剛力と打ち比べて、ボールがより深く入った剛力スーパーカットを選んだそうです。2025年の用具紹介では同じシリーズの「剛力」と紹介されたこともあり、ニッタクの選手ページには両方が載っています。

橋本帆乃香選手・小林りんご選手・石垣優香選手は、バックまたはフォアにニッタクの変化系表ソフト「ドナックル」を貼っています。剛力シリーズとドナックルの組み合わせは、ニッタクも勧めている組み合わせです。

剛力スーパーカットの関連製品(シリーズ違い)

モデル分類合板構成板厚重量ブレードサイズ価格(税込)特徴
剛力スーパーカット守備用木材7枚4.9mm105g前後165×156mm36,300円剛力と同じ合板のカット用
剛力攻撃用木材7枚(総ウォールナット)4.9mm100g前後160×154mm36,300円バックに薄い異質ラバーを貼る前提の重量級
剛力男子攻撃用木材7枚(内側3枚を厚く)5.0mm105g前後160×155mm36,300円両面裏ソフトを想定。先端重心
剛力スーパードライブ攻撃用木材6枚(ウォールナット+木曽桧)7.0mm95g前後160×154mm36,300円ドライブ攻撃型
剛力ジュニア攻撃用木材7枚4.9mm97g前後150×154mm33,000円剛力のブレードを1cm短くしたジュニア向け

※ニッタク公式サイトの各製品ページより。このほか中国式ペンの「剛力C」があります。

シリーズの中で守備用に分類されているのは、剛力スーパーカットだけです。ただし、バックに異質ラバーを貼る前提の「剛力」をカットマンが使う例もあり、橋本帆乃香選手(2025年)や石垣優香選手が挙げられます。山室早矢選手は、両面裏ソフトを想定した「剛力男子」でプレーしています。

まとめ

  • 剛力スーパーカットは、ニッタク「剛力」シリーズで唯一の守備用モデル
  • 剛力と同じ7枚合板で、板厚4.9mm、重量105g前後、ブレード165×156mm
  • 重さで強打に押されにくく、薄い板のしなりでカットに回転をかけやすい
  • 卓球ナビの総合評価は9.17で、スピン・コントロールの評価が高い
  • 橋本帆乃香選手・小林りんご選手・石垣優香選手が使用(佐藤瞳選手も以前使用)

重さを味方にして、カットの安定と反撃の威力を両立したいカットマンのためのラケットです。

この記事を書いた人

チョッピー(Choppy)
カットマン歴15年以上。中学で卓球を始め、高校でカットマンに転向し、大学で練習を重ね、社会人の今もカットマンを続けています。

カットマンに関する情報は限定的で、指導者や知り合いから教えてもらうことがほとんど。暗黙知になりがちなカットマンの情報を共有知に変え、カットマン界を盛り上げたい。カットマン人口を増やしたい。そんな思いでこのサイトを作りました。

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参考・出典

※この記事の情報は2026年9月26日時点のものです。

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