スピンピップスD1(SPINPIPS D1)は、VICTASの回転系(スピン系)表ソフトです。VICTASの表ソフトの中で最も回転がかかるラバーとされていて、表ソフトらしい弾きやすさと、裏ソフトに近いドライブ・カットの回転量を両立しています。この記事では、スピンピップスD1の製品情報・特徴・評価・使用選手を、メーカーの公式情報をもとにまとめます。
スロバキアのワン・ヤン選手や山室早矢選手など、バックに表ソフトを貼るカットマンが使っているラバーです。
スピンピップスD1の製品情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー | VICTAS |
| 種類 | 表ソフト(スピン系高弾性) |
| シートの色 | 赤、黒 |
| スポンジ硬度 | 35.0±3 |
| 厚さ | 1.3、1.6、2.0、MAX |
| 価格 | 4,620円(税込) |
| 発売 | 2021年2月 |
| 生産国 | 日本 |
| 品番 | 210040 |
※VICTAS公式サイトの製品情報より(2026年9月時点)。
スピンピップスD1のカットマン目線の特徴
カットマンの技術別に、5段階で評価します。各指標は、メーカーのカタログ値やレビューの記載内容、運営者による使用感を総合的に考慮し、CHOPPERS独自に算出したものです。使用者の技術や感覚、ラケットとの組み合わせにより異なることをご了承ください。
| 評価項目 | 評価 | カットマン目線での見方 |
|---|---|---|
| 守備・カット性能 | ★★★☆☆ | 回転系の表ソフトで、カットでも自分から回転をかけられますが、弾む分、カットを抑えるには慣れが必要です。 |
| 攻撃・反撃性能 | ★★★★☆ | 表ソフトらしい弾きやすさが残っていて、バックの攻撃がしやすいラバーです。 |
| サーブ・台上性能 | ★★★★☆ | VICTASで最も回転がかかる表ソフトで、ツッツキやサービスで回転を作れます。 |
バック表のカットマンに向く
スポンジの硬さが平均的で、ボールを抑えやすく、裏ソフトに近い回転量のカットを出せます。Rallysも、バックに表ソフトを使ってみたいカットマンに勧めています。
使うときのポイント
回転をかけやすい一方、カットでの抑えは、カットマン用のスポンジを合わせたD3のほうが効きます。攻撃の比重が高い上級者向けのラバーで、カットの安定を重視するならD3と比べて選ぶとよいでしょう。
スピンピップスD1の一般的な特徴
VICTASで最も回転がかかる表ソフト
VICTASは、VICTASブランドの中で最高のスピン性能を持つ表ソフトで、裏ソフトのようなドライブの威力と操作性を兼ね備えたラバーと説明しています。数々の世界チャンピオンを生んだTSPの「スピンピップス」シリーズを受け継ぐラバーで、旧製品名は「スーパースピンピップス」です。
表ソフトらしい弾きやすさも残す
粒の配列は横目です。回転がかかる一方で、表ソフトならではの球離れの速さや弾きやすさもあり、打ち方を工夫すればナックル性のボールも出せます。
スピンピップスD1の評価
卓球ナビに寄せられたユーザー評価(20件)の平均値は次のとおりです。
| 項目 | 平均 |
|---|---|
| 総合評価 | 7.95 |
| スピード | 6.35 |
| スピン | 7.35 |
| コントロール | 8.3 |
良い評価
- 表ソフトなのに回転がかけやすく、ドライブやバックドライブがしやすい
- コントロールがよく、台上の技術もしやすい
- カットの自在性が高く、ツッツキも切れる
- ブロックで相手のタイミングを外せる
- 表ソフトの中でも軽く、フォアに重めのラバーを貼りやすい
気になる評価
- 弾みは控えめで、打球感はやや硬い
- 攻撃のスピードを求める人には物足りない
スピードよりもスピンとコントロールの評価が高い表ソフトです。攻撃力を上げたい場合は、同じシリーズのスピンピップスD2が候補になります。
合わせているラケット
カット用のハッドロウシールドに合わせるほか、攻撃用のラケットに合わせる使い方も多く、カットマン以外にも使われています。
スピンピップスD1を使用するカットマン選手
| 選手 | 使用の時期 |
|---|---|
| ワン・ヤン(スロバキア) | バック |
| 山室早矢 | バック |
ワン・ヤン選手は、ラケットにVICTASの松下浩二オフェンシブ、フォアにテナジー05ハードを合わせています。山室早矢選手は、ラケットにニッタクの剛力男子、フォアにディグニクス09Cを合わせています。どちらも、バックに回転系の表ソフトを貼るカットマンです。
同じシリーズでは、牛嶋星羅選手がスピンピップスD2(1.6)を使っています。
スピンピップスシリーズの中での位置づけ
3つともシートは共通で、スポンジの違いで性格が分かれます。メーカーがカットマン用と位置づけているのはD3で、柔らかいスポンジで安定性を高めています。カットと攻撃のバランスならD1、攻撃を重視するならD2、という選び方ができます。シリーズの全モデルの違いと選び方は、スピンピップスシリーズのまとめで比べています。
まとめ
- スピンピップスD1は、VICTASの回転系表ソフト(TSPスピンピップスシリーズを継承)
- VICTASの表ソフトで最高のスピン性能。裏ソフトに近いドライブ・カットの回転量
- 厚さは1.3・1.6・2.0・MAX、シートは赤・黒、税込4,620円
- 卓球ナビの総合評価は7.95で、スピンとコントロールの評価が高い
- ワン・ヤン選手・山室早矢選手がバックに使用
バックに表ソフトを貼りつつ、カットでも攻撃でも回転をかけたいカットマンのためのラバーです。
この記事を書いた人
チョッピー(Choppy)
カットマン歴15年以上。中学で卓球を始め、高校でカットマンに転向し、大学で練習を重ね、社会人の今もカットマンを続けています。
カットマンに関する情報は限定的で、指導者や知り合いから教えてもらうことがほとんど。暗黙知になりがちなカットマンの情報を共有知に変え、カットマン界を盛り上げたい。カットマン人口を増やしたい。そんな思いでこのサイトを作りました。
参考・出典
- VICTAS スピンピップス D1
- VICTAS スピンピップス D2
- VICTAS スピンピップス D3
- Rallys SPINPIPS(スピンピップス)D1の性能を徹底レビュー
- 卓球ナビ SPINPIPS D1
「スピンピップスシリーズの違いとカットマン向けの選び方」もあわせてご覧ください。
※この記事の情報は2026年9月26日時点のものです。



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