カール(CURL)は、VICTASの粒高ラバーのシリーズです。TSPの時代から続くロングセラーで、朱世赫選手やソ・ヒョウォン選手をはじめ、トップのカットマンのバックに最も多く使われています。この記事では、カールシリーズの各モデルの違いと、カットマンの目線での選び方をまとめます。
カールシリーズの全モデル比較
| モデル | 分類 | 特徴 |
|---|---|---|
カールP1V | 粒高 | 粒が高く細い。シリーズで最も変化が大きい |
| カールP2V | 表ソフト(変化系) | 粒が長く太い。変化は少ないが、安定性と攻撃のスピードを重視 |
| カールP3V | 粒高 | シリーズで最も扱いやすい。変化は中くらい |
| カールP3αV | 粒高 | 粒がスリムで柔らかい。P1Vの変化とP3Vの扱いやすさの中間 |
カールP4V | 粒高 | 柔らかいスポンジで、打球を吸収する安定感と切れ味を両立。カットマン向け |
| カールP5V | 粒高 | 粒が長く硬い。攻撃のスピードと守備のコントロール |
| カールP6V | 表ソフト(変化系) | 2026年11月発売予定。新しいカールシリーズで最も攻撃力がある |
| カールP7V | 粒高 | 2026年11月発売予定。新しいカールシリーズで変化量を重視 |
| カールP8V | 粒高 | 2026年11月発売予定。新しいカールシリーズで最も安定感がある |
スマートフォンでは、表を左右にスクロールして見られます。
※VICTAS公式サイト、Rallysのシリーズ比較記事、卓球王国WEBより(2026年9月時点)。カールP2Vは、以前は粒高に分類されていましたが、ルールの改定で表ソフトの扱いになっています。
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カットマンのバックに特によく使われているのは、カールP1VとカールP4Vの2つです。
カットマンが使うカールP1VとカールP4Vの違い
| カールP1V | カールP4V | |
|---|---|---|
| 粒 | シリーズで最も高く細長い | P1V譲りの切れ味と変化 |
| スポンジ硬度 | 55.0±3 | 20.0±3 |
| 厚さ | OX・0.5・1.0・1.5 | OX・0.5・1.0・1.5 |
| 価格(税込) | 4,620円 | 4,620円 |
| 守備・カット | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| 攻撃・反撃 | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ |
| サーブ・台上 | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| 卓球ナビの総合評価 | 8.00 | 8.43 |
※スペックと価格はVICTAS公式サイトより。星は、各モデルのページで紹介しているCHOPPERS独自の評価です。
大きな違いはスポンジです。カールP4Vのスポンジは硬度20と特に柔らかく、相手の強打の勢いを吸収するので、カットが飛びすぎず抑えやすくなります。カールP1Vは硬いスポンジと細長い粒の組み合わせで、相手のドライブの回転を生かした、変化の大きいカットが出せます。
カットマン向けのカールシリーズの選び方
| こんなカットマンに | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 変化の大きさで相手のミスを誘いたい | カールP1V | シリーズで最も変化が大きく、相手の強いドライブほど切れたカットになる |
| カットの安定を重視したい | カールP4V | 特に柔らかいスポンジで、飛びすぎず強打を抑えやすい |
| 粒高を扱いやすさで選びたい | カールP3V、カールP3αV | 変化は中くらいで、扱いやすい |
| 粒高でも攻撃やプッシュを使いたい | カールP5V | 粒が硬く、攻撃のスピードが出る |
厚さは、薄いもの(OXや0.5mm)ほど相手の回転を生かしたカットやプッシュがしやすく、厚いものほどボールを持つ感覚が出て、ツッツキで回転をかけやすくなります。
カールシリーズを使っているカットマン
| モデル | 選手 |
|---|---|
| カールP1V | 朱世赫、ソ・ヒョウォン、岡田蒼空、小塩遥菜、姜東秀、瓜生日咲 |
| カールP4V | 平塚健友、馬特(Ma Te)、木村飛翔(2023年時点) |
※このサイトの選手ページの調査による。
当サイトで調べたカットマンのバックのラバーでは、カールP1Vを使う選手が最も多く、6人でした。
よくある質問
Q. 旧製品のカールP-1R・カールP-4とは何が違いますか?
カールP1VはTSPのカールP-1R、カールP4VはTSPのカールP-4が、VICTASのブランドに変わったものです。
まとめ
- カールは、VICTASの粒高ラバーのシリーズ。TSPの時代から続くロングセラー
- カットマンに多いのは、変化の大きいカールP1Vと、柔らかいスポンジで安定するカールP4V
- 扱いやすさならP3V・P3αV、攻撃も使うならP5V
- 2026年11月に、P6V・P7V・P8Vの3種類が加わる予定
- カールP1Vは、朱世赫選手やソ・ヒョウォン選手など、トップのカットマンに最も多く使われている
変化で勝負するか、安定で粘るか。自分のカットの組み立てに合わせて選べるシリーズです。
この記事を書いた人
チョッピー(Choppy)
カットマン歴15年以上。中学で卓球を始め、高校でカットマンに転向し、大学で練習を重ね、社会人の今もカットマンを続けています。
カットマンに関する情報は限定的で、指導者や知り合いから教えてもらうことがほとんど。暗黙知になりがちなカットマンの情報を共有知に変え、カットマン界を盛り上げたい。カットマン人口を増やしたい。そんな思いでこのサイトを作りました。
参考・出典
「カットマンの粒高ラバー|仕組み・選び方・おすすめを解説」もあわせてご覧ください。
※この記事の情報は2026年9月30日時点のものです。





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