「松下浩二」は、全日本選手権で4回優勝したカットマンの松下浩二さんが開発に関わる、VICTASのカット用ラケットのシリーズです。標準モデルの松下浩二を中心に、守備寄り・攻撃寄り・特殊素材入りの5本がそろっていて、ハン・イン選手や平塚健友選手など、国内外のトップのカットマンに使われています。この記事では、5本の違いと、カットマンの段階やプレースタイルに合わせた選び方をまとめます。
松下浩二シリーズの全モデル比較
| モデル | 構成 | 板厚 | 重量 | 価格(税込) | 守備・カット | 攻撃・反撃 |
|---|---|---|---|---|---|---|
松下浩二ディフェンシブ | 木材5枚(表面シルバーハート材) | 5.0mm | 84g前後 | 14,300円 | ★★★★★ | ★★☆☆☆ |
松下浩二 | 木材5枚 | 5.4mm | 87g前後 | 14,300円 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
松下浩二スペシャル | 木材5枚+フリースカーボン2枚 | 5.6mm | 90g前後 | 15,840円 | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
松下浩二ZC | 木材5枚+Zカーボン2枚 | 5.8mm | 87g前後 | 27,500円 | ★★★★☆ | ★★★★★ |
松下浩二オフェンシブ | 木材5枚(表面マホガニ材) | 6.0mm | 93g前後 | 14,300円 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
スマートフォンでは、表を左右にスクロールして見られます。
※スペックと価格はVICTAS公式サイトより(2026年9月時点)。星は、各モデルのページで紹介しているCHOPPERS独自の評価です。表は板厚の薄い順に並べています。
各モデルの価格・購入先を見る
板が薄く軽いほどカットが安定し、厚く重いほど攻撃の威力が出ます。シリーズの中で最も薄く軽いのがディフェンシブ、最も厚く重いのがオフェンシブで、標準モデルの松下浩二はその中間です。特殊素材入りはスペシャルとZCの2本で、どちらも広いスイートスポットと攻撃の威力を持たせています。
卓球ナビの総合評価
| モデル | 総合評価 |
|---|---|
| 松下浩二ZC | 9.25 |
| 松下浩二スペシャル | 9.17 |
| 松下浩二 | 9.02 |
| 松下浩二オフェンシブ | 8.37 |
| 松下浩二ディフェンシブ | 7.00 |
カットマン向けの松下浩二シリーズの選び方
| こんなカットマンに | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| カットを覚える段階・守備を固めたい | 松下浩二ディフェンシブ | 弾みを抑えてあり、当てれば入るような安定したカットが送れる |
| カットが安定し、攻撃も増やしたい | 松下浩二 | カットの変化とコントロールに優れ、攻撃では合板の特性で弾む |
| 攻撃で得点したい | 松下浩二オフェンシブ | シリーズで最も厚く重く、攻撃のボールの威力が出る |
| 打点がずれても安定させたい | 松下浩二スペシャル | フリースカーボンでスイートスポットが広く、手に響かない |
| カットも攻撃も高い水準で | 松下浩二ZC | Zカーボンで、カットは安定し、攻撃は一発を狙える |
初心者は弾みが控えめでコントロールしやすいもの、中級者以上はカットと攻撃のバランスがとれたもの、攻撃型のカットマンは攻撃寄りのものや特殊素材入り、というのが基本の考え方です。迷ったら、標準モデルの松下浩二から始めて、物足りない方向(守備か攻撃か)に合わせて替えていくのがよいでしょう。
松下浩二シリーズを使っているカットマン
| モデル | 選手 |
|---|---|
| 松下浩二 | ハン・イン、小塩遥菜、武楊(Wu Yang) |
| 松下浩二ZC | 平塚健友、瓜生日咲 |
| 松下浩二オフェンシブ | ワン・ヤン、村松雄斗(以前) |
| 松下浩二ディフェンシブ | 岡田蒼空、白山遼(2023年時点)、山室早矢(以前) |
| 松下浩二スペシャル | 相馬夢乃 |
※このサイトの選手ページの調査による。
当サイトで調べたカットマンの中で、使っている選手が最も多いラケットのシリーズです。日本の若手からヨーロッパのトップ選手まで、幅広く使われています。
よくある質問
Q. 松下浩二シリーズで最初の1本を選ぶなら?
カットを覚える段階なら松下浩二ディフェンシブ、ある程度カットができるなら標準モデルの松下浩二が向いています。
Q. バタフライの松下プロモデルと同じラケットですか?
別のラケットです。松下プロモデルは、松下浩二さんが現役時代に使ったバタフライの廃盤ラケットです。
まとめ
- 松下浩二シリーズは、松下浩二さんが開発に関わる、VICTASのカット用ラケットの5本
- 薄く軽いディフェンシブは守備寄り、厚く重いオフェンシブは攻撃寄り、松下浩二はその中間
- 特殊素材入りは、扱いやすいスペシャルと、攻撃の威力が出るZC
- ハン・イン選手、平塚健友選手、岡田蒼空選手など、使っているトップのカットマンが多い
段階とプレースタイルに合わせて、守備寄りから攻撃寄りまで選べるのが、松下浩二シリーズの強みです。
この記事を書いた人
チョッピー(Choppy)
カットマン歴15年以上。中学で卓球を始め、高校でカットマンに転向し、大学で練習を重ね、社会人の今もカットマンを続けています。
カットマンに関する情報は限定的で、指導者や知り合いから教えてもらうことがほとんど。暗黙知になりがちなカットマンの情報を共有知に変え、カットマン界を盛り上げたい。カットマン人口を増やしたい。そんな思いでこのサイトを作りました。
参考・出典
「カットマンのラケットの選び方とおすすめ|段階・スタイル別に解説」もあわせてご覧ください。
※この記事の情報は2026年9月30日時点のものです。








コメント
コメント一覧 (2件)
[…] 松下浩二シリーズ […]
[…] 5本の中の標準モデルで、守備寄りのディフェンシブと攻撃寄りのオフェンシブの中間にあたります。同じ合板構成の限定モデル「松下浩二 90thモデル」(1,000本限定)も発売されました。シリーズの全モデルの違いと選び方は、松下浩二シリーズのまとめで比べています。 […]