石垣優香の経歴・使用用具・戦術まとめ【2026年最新】

石垣優香さんは、2014年の世界卓球選手権(団体・東京)で銀メダルを獲得した元日本代表のカットマンです。フォアの威力ある攻撃とバックの安定したカットを武器に、自己最高世界ランキング19位まで上り詰めました。現在はJOCエリートアカデミー女子監督、女子ジュニアナショナルチームのコーチ、淑徳大学の監督として、次の世代の選手を育てています。この記事では、石垣優香さんの経歴・使用用具・技術・戦術・戦績を一次情報をもとに解説します。

石垣さんのプレーの特徴は、カットマンでありながら、フォア側に来たボールの約半分を攻撃で返すという攻撃力の高さです。2014年に東京で開かれた世界卓球選手権では、日本女子の団体銀メダルに貢献しました。

2018年に一度現役を退いたあとも、Tリーグの日本生命レッドエルフで主将兼コーチとしてコートに立ち、チームを初代女王に導いています。

石垣優香はこんな選手!

  • プロフィール:1989年生まれ、愛知県名古屋市出身の右シェーク裏表カット。自己最高世界ランキング19位
  • 経歴:秀光中等教育学校・淑徳大学を経て日本生命へ。2018年に現役を退き、Tリーグで主将兼コーチ
  • 用具:現役時代はキムギョンア+閃霊(変化系表ソフト)。現在はニッタクの剛力シリーズ+ドナックル
  • 技術:フォアの威力ある攻撃と、バックの安定したカット
  • 戦術:フォア側のボールの約半分を攻撃に転じ、回転差で相手のミスを誘う
  • その他:JOCエリートアカデミー女子監督、女子ジュニアナショナルチームコーチ、淑徳大学監督
目次

石垣優香のプロフィール

公式Instagram(@ishigaki_yuka0722)でも本人の投稿を見ることができます。

プレーは、テレ東卓球チャンネルの動画で見ることができます。

基本情報

項目内容
名前石垣 優香(いしがき ゆか)/Yuka Ishigaki
生年月日1989年7月22日(37歳 ※2026年9月時点)
出身地愛知県名古屋市
身長159cm
元所属日本生命(2012年〜)、Tリーグ・日本生命レッドエルフ(〜2022年3月)
戦型右シェーク裏表カット
用具契約ニッタク
世界ランキング自己最高19位(2015年9月)
出身校秀光中等教育学校→淑徳大学
現在JOCエリートアカデミー女子監督、女子ジュニアナショナルチームコーチ、淑徳大学監督

主な実績

  • 2014年 世界卓球選手権(団体・東京) 女子団体銀メダル
  • 2013年 ユニバーシアード 女子団体優勝
  • 2015年 全日本選手権 女子シングルス3位
  • 2016年 ITTFワールドツアー ブルガリアオープン 女子シングルス優勝
  • 2018-19シーズン Tリーグ 日本生命レッドエルフ 初代女王(主将兼コーチ)

詳しい戦績は後述しています。

石垣優香の経歴

名古屋から全国、そして世界へ

石垣さんは愛知県名古屋市の出身で、小学3年生で卓球を始めました。宮城の秀光中等教育学校に進み、2004年には全国中学校大会で優勝。淑徳大学ではインカレ団体で3度の優勝を経験し、大学在学中に初めて世界選手権に出場しました。ITTFプロツアー・グランドファイナルの女子U-21でも優勝しています。

2012年に日本生命に入社。日本リーグでシングルス33勝を挙げるなど実業団のエースとして活躍し、2014年の世界卓球選手権(団体・東京)で銀メダルを獲得しました。2015年には全日本選手権の女子シングルスで3位、世界ランキングは自己最高の19位に達しています。

引退、そしてTリーグでの復帰

2018年1月の全日本選手権(ベスト8)を最後に、いったん現役を退きました。その後、2018年に始まったTリーグで日本生命レッドエルフの主将兼コーチとして復帰し、若いチームをまとめて初代女王に導いています。2022年4月、契約満了でチームを退団。10年間を「とても幸せな10年間でした」と振り返っています。

経歴年表

1989年7月
愛知県名古屋市に生まれる

小学3年
卓球を始める

2004年
全国中学校大会で優勝(秀光中等教育学校)

大学
淑徳大学に進学。インカレ団体で3度優勝

2009年
世界卓球選手権に初出場

大学時代
ITTFプロツアー・グランドファイナル 女子U-21優勝

2012年
日本生命に入社

2013年
ユニバーシアード 女子団体優勝

2014年
世界卓球選手権(団体・東京) 女子団体銀メダル

2015年
全日本選手権 女子シングルス3位。9月に世界ランキング自己最高19位

2016年
ITTFワールドツアー ブルガリアオープン 女子シングルス優勝

2018年1月
全日本選手権(ベスト8)を最後に現役を退く

2018-19シーズン
Tリーグ・日本生命レッドエルフの主将兼コーチとして初代女王に

2018年度〜
女子ホープスナショナルチームのコーチに。2019年度から女子ジュニアナショナルチームのコーチも兼任

2022年4月
日本生命レッドエルフを契約満了で退団

現在
JOCエリートアカデミー女子監督、淑徳大学監督

石垣優香の使用用具(ラケット・ラバー)

種類用具名(現役時代)用具名(現在)
ラケット剛力・剛力スーパーカット(ニッタク)
フォアラバー
P-12
ファスタークG-1(ニッタク)
バックラバー
閃霊(ニッタク、変化系表ソフト)
ドナックル(ニッタク、変化系表ソフト)

※現役時代はRallys・卓球ナビ、現在はニッタク公式の契約コーチページより。

ラケット|剛力・剛力スーパーカット

ニッタクのカット用ラケットです。現役時代は、韓国の名カットマン金暻娥(キム・キョンア)選手の名前を冠したニッタクの「キムギョンア」を使っていました。

フォアラバー|ファスタークG-1

ニッタクのテンション系裏ソフトです。フォアの攻撃力を生かすスタイルに合ったラバーです。

バックラバー|ドナックル(変化系表ソフト)

現在はニッタクの変化系表ソフト「ドナックル」を使っています。現役時代も、同じくニッタクの変化系表ソフト「閃霊」でバックのカットを打っていました。

詳しい特徴やレビューは、ドナックルの用具ページで解説しています。

用具の変遷

ラケット

  • 現在:剛力・剛力スーパーカット(ニッタク)
  • 過去(現役時代):キムギョンア(ニッタク)

フォアラバー

  • 現在:ファスタークG-1(ニッタク)
  • 過去(現役時代):P-12

バックラバー

  • 現在:ドナックル(ニッタク)
  • 過去(現役時代):閃霊(ニッタク)

剛力スーパーカット+ドナックルを使うカットマンたち

「剛力スーパーカット」と「ドナックル」の組み合わせは、橋本帆乃香選手・佐藤瞳選手と同じです。日本の女子トップカットマンに共通するニッタクの用具を、指導者になった石垣さんも使っています。

石垣優香の技術|サービス・ツッツキ・カット・攻撃

石垣さんの技術は、フォアの攻撃とバックのカットがはっきり役割分担されているのが特徴です。

ツッツキ

指導者としても、ツッツキの重要性を強調しています。卓球王国の企画では、指導者の横山友一さんとともに、ツッツキができないと試合にならないと語っています。

カット

バックハンドの安定したカットが持ち味です。バックには変化系の表ソフトを使っていました。

攻撃

フォアハンドの攻撃に威力があり、フォア側に来たボールのおよそ半分は攻撃に転じます。攻撃では回転差を使って相手のミスを誘う場面が多いとされています。

石垣優香の戦術

基本的なプレースタイル

バックは安定したカットで粘り、フォア側に来たボールは積極的に攻撃する。カットマンの中でも攻撃の割合が高いスタイルです。

得点パターン

公開情報から読み取れる得点パターンは次のとおりです。

  • フォア側に来たボールを攻撃で打ち抜く
  • 攻撃の回転差で相手のミスを誘う
  • バックの安定したカットで粘り、チャンスを待つ

石垣優香の戦績

世界卓球の銀メダルと全日本3位

  • 2004年:全国中学校大会 優勝
  • 2013年:ユニバーシアード 女子団体優勝
  • 2014年:世界卓球選手権(団体・東京) 女子団体銀メダル
  • 2015年:全日本選手権 女子シングルス3位、世界ランキング自己最高19位
  • 2016年:ITTFワールドツアー ブルガリアオープン 女子シングルス優勝

詳しい戦績

国際大会

年大会種目成績
2009年世界卓球選手権―出場
大学時代ITTFプロツアー・グランドファイナル女子U-21優勝
2011年世界卓球選手権―出場
2013年ユニバーシアード女子団体優勝
2014年世界卓球選手権(団体・東京)女子団体銀メダル
2016年ITTFワールドツアー ブルガリアオープン女子シングルス優勝

国内大会

年大会種目成績
2004年全国中学校大会女子シングルス優勝
大学時代全日本大学総合選手権(インカレ)女子団体優勝(3回)
2014年全日本選手権(団体)女子団体優勝
2015年全日本選手権女子シングルス3位
2018年全日本選手権女子シングルスベスト8

世界ランキングの推移

  • 2015年9月:自己最高19位

全日本選手権の試合結果

国内大会

全日本選手権2018年1月

  • 準々決勝敗伊藤美誠スターツSC(大阪)1-411-8, 7-11, 4-11, 8-11, 8-11
  • 6回戦勝安藤みなみ専修大(東京)4-312-10, 9-11, 11-8, 12-14, 6-11, 11-9, 11-8
  • 5回戦勝平侑里香サンリツ(東京)4-36-11, 11-2, 10-12, 11-7, 11-9, 10-12, 11-9
  • 4回戦勝高原小麦日本大(北海道)4-015-13, 11-9, 11-5, 11-7

全日本選手権2017年1月

  • 準々決勝敗橋本帆乃香四天王寺高(大阪)1-45-11, 10-12, 11-8, 7-11, 8-11
  • 6回戦勝芝田沙季ミキハウス(大阪)4-111-8, 11-8, 6-11, 11-9, 11-8
  • 5回戦勝打浪優神戸松蔭女子学院大(兵庫)4-011-7, 13-11, 11-3, 11-2
  • 4回戦勝丹羽美里広島日野自動車(株)(広島)4-24-11, 11-5, 5-11, 11-2, 11-2, 18-16

全日本選手権2016年1月

  • 6回戦敗松澤茉里奈日立化成(茨城)0-48-11, 12-14, 8-11, 9-11
  • 5回戦勝天野優サンリツ(東京)4-314-12, 9-11, 9-11, 9-11, 11-9, 11-5, 15-13
  • 4回戦勝馬場麻裕芦屋学園高(兵庫)4-111-5, 11-2, 10-12, 11-6, 11-9

全日本選手権2015年1月

  • 準決勝敗森薗美咲日立化成(茨城)0-47-11, 5-11, 8-11, 4-11
  • 準々決勝勝佐藤瞳札幌大谷高(北海道)4-211-8, 11-6, 8-11, 14-12, 8-11, 11-6
  • 6回戦勝山本怜中央大(東京)4-211-6, 10-12, 8-11, 11-9, 11-9, 11-9
  • 5回戦勝天野優サンリツ(東京)4-211-8, 12-10, 10-12, 11-8, 9-11, 11-4
  • 4回戦勝土田美紀中国電力(広島)4-111-6, 11-6, 8-11, 11-9, 12-10

女子シングルスの結果(新しい順)。2026年10月18日時点。

石垣優香のその他の活躍

指導者としての活躍

2018年度から女子ホープスナショナルチームのコーチ、2019年度からは女子ジュニアナショナルチームのコーチも兼任しています。現在はJOCエリートアカデミーの女子監督、母校・淑徳大学の監督も務め、日本の次世代を担う選手たちの指導にあたっています。東京・東中野/西日暮里の卓球場「ようよう卓球」のコーチとしても紹介されています。

Tリーグでの活躍

2018年に始まったTリーグでは、日本生命レッドエルフの主将兼コーチとして、若いチームを精神的に支えました。初代女王の座に導いたあと、2022年4月に契約満了で退団しています。テレビの卓球中継で解説を務めることもあります。

まとめ

  • 石垣優香さんは、1989年生まれ・愛知県名古屋市出身の右シェーク裏表カット。自己最高世界ランキング19位
  • 2014年世界卓球(団体・東京)で銀メダル、2015年全日本選手権で3位
  • フォア側のボールの約半分を攻撃に転じる、攻撃力の高いカットマン
  • 2018年に現役を退いたあと、Tリーグ日本生命の主将兼コーチとして初代女王に
  • 現在はJOCエリートアカデミー女子監督、女子ジュニアナショナルチームコーチ、淑徳大学監督

攻撃力の高いカットマンとして世界で戦い、今は指導者として次の世代を育てています。

この記事を書いた人

チョッピー(Choppy)
カットマン歴15年以上。中学で卓球を始め、高校でカットマンに転向し、大学で練習を重ね、社会人の今もカットマンを続けています。

カットマンに関する情報は限定的で、指導者や知り合いから教えてもらうことがほとんど。暗黙知になりがちなカットマンの情報を共有知に変え、カットマン界を盛り上げたい。カットマン人口を増やしたい。そんな思いでこのサイトを作りました。

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参考・出典

※この記事の情報は2026年9月26日時点のものです。

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