カールP4Vの特徴・レビュー・使用選手【VICTASの粒高】

カールP4Vは、VICTASの粒高ラバー「CURL(カール)」シリーズの中で、カットマン専用に作られたラバーです。変化の大きいカールP1Vをベースに、柔らかいスポンジを合わせることで、切れ味と変化を残しながらカットやツッツキを安定させています。この記事では、カールP4Vの製品情報・特徴・評価・使用選手を、メーカーの公式情報をもとにまとめます。

以前は「カールP-4」という名前で販売されていたラバーで、平塚健友選手がバックに使っています。

目次

カールP4Vの製品情報

項目内容
メーカーVICTAS
種類粒高(変化系)
スポンジ硬度20.0±3
厚さOX(スポンジなし)、0.5、1.0、1.5
価格4,620円(税込)
発売2021年2月
生産国日本
品番220040
旧名称カールP-4(TSP、2010年発売)

※VICTAS公式サイトの製品情報より(2026年9月時点)。旧名称と発売年はRallysの記事より。

カールP4Vのカットマン目線の特徴

カットマンの技術別に、5段階で評価します。各指標は、メーカーのカタログ値やレビューの記載内容、運営者による使用感を総合的に考慮し、CHOPPERS独自に算出したものです。使用者の技術や感覚、ラケットとの組み合わせにより異なることをご了承ください。

評価項目評価カットマン目線での見方
守備・カット性能★★★★★特に柔らかいスポンジで、飛びすぎず強打を抑えやすいカットマン専用の粒高です。
攻撃・反撃性能★★☆☆☆自分から攻撃するのは難しいので、攻撃はフォア面が中心です。
サーブ・台上性能★★★★☆カールP1V譲りの切れ味と変化で、ツッツキでも相手を迷わせられます。

カットマン専用に作られた「カール」

VICTASは、カールP1Vをベースにカットマン向けに最適化したラバーで、柔らかめのスポンジで操作性を高め、切れ味と変化はそのままに、ツッツキや攻撃の安定性を高めたと説明しています。前身のカールP-4は、2010年に松下浩二さんの監修で「カットマンのためのカール」として開発されました。

シリーズでも特に柔らかいスポンジ

スポンジ硬度は20.0と、カールP1V(55.0)よりはるかに柔らかく、ラージボール用のラバーにも使われる柔らかいスポンジが採用されています。ボールがスポンジに食い込みやすいため、カットやツッツキが安定します。

切れ味と変化はカールP1V譲り

粒の形はカールP1Vがベースで、柔らかいスポンジの上でも粒が倒れやすいように設計されています。そのため、相手の回転を利用するだけでなく、カットやツッツキで自分から回転をかけることもできます。

飛びすぎず、強打を抑えやすい

柔らかいスポンジで弾みは控えめです。自分から飛ばすのは難しい反面、相手の強打をカットでしっかり抑えやすくなります。

使うときのポイント

柔らかく、ラバーが勝手に大きな変化を生むタイプではありません。変化は自分のスイングでつけるので、まずは安定したカットとツッツキを覚えたい初心者のカットマンに向いています。打球感はフェイントロング3に近いラバーです。

カールP4Vの評価

卓球ナビに寄せられたユーザー評価(14件)の平均値は次のとおりです。

項目平均
総合評価8.43
スピード5.29
スピン7.14
コントロール7.93

卓球ナビの評価(10点満点)

総合評価
8.43
スピード
5.29
スピン
7.14
コントロール
7.93
0510

良い評価

  • ツッツキがよく切れ、「粒高なのに切れている」ギャップで相手のミスを誘える
  • カットやカットブロックが安定する
  • カールP1Vより、スイングが遅くても安定して入る
  • 価格が手ごろで、粒高を初めて使うカットマンにも向いている

気になる評価

  • 前陣でのプッシュは速度が出にくい
  • 粒をうまく倒せないと、ボールが浮きやすい
  • ドライブなどの攻撃はしにくい

総合評価の平均8.43は、同じシリーズのカールP1V(8.0)より高い値です。変化の大きさを取るならカールP1V、カットの安定を取るならカールP4Vです。

合わせているラケット

松下浩二・村松雄斗・剛力などのカット用ラケットに合わせる使い方が多いラバーです。攻撃用のビスカリアに貼ってカットに使った例もあります。

カールP4Vを使用するカットマン選手

選手使用の時期
平塚健友使用中
馬特(Ma Te)(中国)2024年6月時点、スポンジ厚約1.5mm
木村飛翔中学1年から使用(2023年7月時点)

平塚健友選手は、ラケットに松下浩二ZC、フォアにV>22ダブルエキストラを合わせ、VICTASの用具でそろえています。元中国代表の馬特選手は、ラケットにDHSの08X、フォアにハリケーン3を合わせています。木村飛翔選手は、中学1年生のころからカールP4を使い続けていて、ツッツキの安定感とカットの切れ味を重視しています。

カールシリーズの中での位置づけ

シリーズの中で、カットマン向けに作られたモデルです。変化を最大にしたいならカールP1V、カットの安定と切れ味を両立したいならカールP4V、という選び方ができます。2026年11月には、P6V・P7V・P8Vの3種類が加わる予定です。シリーズの全モデルの違いと選び方は、カールシリーズのまとめで比べています。

まとめ

  • カールP4Vは、VICTASのCURLシリーズのカットマン専用粒高(旧名称カールP-4、2010年に松下浩二さんの監修で開発)
  • カールP1Vベースの粒に、硬度20.0の柔らかいスポンジを合わせている
  • 厚さはOX・0.5・1.0・1.5、税込4,620円
  • 卓球ナビの総合評価は8.43で、ツッツキの切れとカットの安定の評価が高い
  • 平塚健友選手・馬特選手が使用

粒高の変化を生かしながら、カットとツッツキを安定させたいカットマンのためのラバーです。

この記事を書いた人

チョッピー(Choppy)
カットマン歴15年以上。中学で卓球を始め、高校でカットマンに転向し、大学で練習を重ね、社会人の今もカットマンを続けています。

カットマンに関する情報は限定的で、指導者や知り合いから教えてもらうことがほとんど。暗黙知になりがちなカットマンの情報を共有知に変え、カットマン界を盛り上げたい。カットマン人口を増やしたい。そんな思いでこのサイトを作りました。

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参考・出典

「カールシリーズの違いとカットマン向けの選び方|粒高を比較」もあわせてご覧ください。

※この記事の情報は2026年9月26日時点のものです。

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