小塩遥菜選手は、2019年の世界ジュニア選手権で女子シングルス銀メダルを獲得した、バックに粒高ラバーを貼る右シェークのカットマンです。2022年からTリーグのトップおとめピンポンズ名古屋でプレーし、2026-27シーズンも同チームに登録されています。この記事では、小塩遥菜選手の経歴・使用用具・技術・戦術・戦績を一次情報をもとに解説します。
2019年、小塩選手は全国中学校大会で優勝し、同じ年の世界ジュニア選手権では14歳で女子シングルスの決勝まで勝ち上がりました。相手の強打を粘り強くカットし続ける守備で、若くして世界の舞台に立っています。
2022年にはWTTフィーダー ウェストチェスターで女子シングルス優勝。2023年6月には世界ランキング自己最高の41位に達しました。VICTASのアドバイザリースタッフとして用具契約を結んでいます。
小塩遥菜はこんな選手!
- プロフィール:2005年生まれ、岐阜県出身の右シェークカット(バック粒高)。自己最高世界ランキング41位
- 経歴:JOCエリートアカデミーで育ち、Tリーグは日本ペイントマレッツを経て2022年からトップおとめピンポンズ名古屋
- 用具:VICTASの松下浩二+V>15 Extra(フォア)+カールP1V(バック、粒高)
- 技術:相手の強打を粘り強く返すカットと、回転の変化
- 戦術:カットで粘りながら、世界で勝つために攻撃力を取り入れたスタイルに挑戦
- その他:妹の小塩悠菜選手も卓球選手
小塩遥菜のプロフィール
公式Instagram(@ojioharuna)でも本人の投稿を見ることができます。
プレーは、VICTAS公式チャンネルの動画で見ることができます。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 小塩 遥菜(おじお はるな)/Haruna Ojio |
| 生年月日 | 2005年8月3日(21歳 ※2026年9月時点) |
| 出身地 | 岐阜県 |
| 身長 | 153cm |
| 所属 | トップおとめピンポンズ名古屋(Tリーグ、2022年〜) |
| 戦型 | 右シェークカット(バック粒高) |
| 用具契約 | VICTAS(アドバイザリースタッフ) |
| 世界ランキング | 自己最高41位(2023年6月) |
| 出身校 | 星槎国際高校(JOCエリートアカデミー) |
ラケットの持ち方(グリップ)は、右手のシェークハンドです。Tリーグ公式サイトの2026-27シーズンの選手ページにも、トップおとめピンポンズ名古屋の選手として掲載されています。
主な実績
- 2018年 全日本選手権(カデットの部) 13歳以下女子シングルス優勝
- 2019年 全国中学校大会 女子シングルス優勝
- 2019年 世界ジュニア選手権 女子シングルス銀メダル
- 2022年 WTTフィーダー ウェストチェスター 女子シングルス優勝
- 2023年 世界ユース選手権 U19女子団体 準優勝
詳しい戦績は後述しています。
小塩遥菜の経歴
母の影響で始めた卓球
小塩選手は岐阜県の出身です。小学生のとき、卓球をしていた母親が楽しそうにプレーする姿を見て、卓球を始めました。
2017年に東アジアホープス大会と全日本選手権(ホープスの部)で優勝。2018年には全日本選手権のカデット13歳以下で優勝し、2019年には全国中学校大会を制しました。JOCエリートアカデミーで力をつけ、2019年の世界ジュニア選手権では女子シングルスで銀メダルを獲得しています。
同じインタビューでは、負けたくない部分として「回転の変化」を挙げ、目標に2028年ロサンゼルス五輪への出場を掲げていました。
Tリーグと世界への挑戦
Tリーグでは2019年から日本ペイントマレッツに所属し、2022年7月にトップおとめピンポンズ名古屋と契約しました。同じ2022年にはWTTフィーダー ウェストチェスターで女子シングルス優勝、2023年6月には世界ランキング自己最高の41位に上がっています。
世界ユース選手権ではU19女子団体で2022年に3位、2023年に準優勝。2024年の全日本選手権では女子ダブルスでベスト8に入りました。
経歴年表
小塩遥菜の使用用具(ラケット・ラバー)【2026年最新】
| 種類 | 用具名(メーカー) | ラバーの種類 |
|---|---|---|
| ラケット | ― | |
| フォアラバー | 裏ソフト | |
| バックラバー | 粒高 |
※2026年9月時点のVICTAS公式サイト・Rallysの掲載より。ラバーの色・厚さは一次情報で確認できていません。
ラケット|松下浩二
VICTASのカットマン用ラケットで、日本を代表するカットマンだった松下浩二さんの名前を冠したモデルです。松下浩二シリーズは、相馬夢乃選手、平塚健友選手、岡田蒼空選手など、多くの日本のカットマンに使われています。
詳しい特徴やレビューは、松下浩二の用具ページで解説しています。
フォアラバー|V>15 Extra
VICTASのテンション系裏ソフトです。フォア面は裏ソフトで、カットと攻撃の両方をこなします。
詳しい特徴やレビューは、V>15 Extraの用具ページで解説しています。
バックラバー|カールP1V(粒高)
VICTASの粒高ラバーです。バック面に粒高を貼ることで、相手の回転を利用した変化のあるカットやツッツキを出せます。カールP1Vは、岡田蒼空選手、姜東秀(カン・ドンス)選手も使っています。
詳しい特徴やレビューは、カールP1Vの用具ページで解説しています。
用具の変遷
ラケット
- 現在:松下浩二(VICTAS)
フォアラバー
- 現在:V>15 Extra(VICTAS)
バックラバー
- 現在:カールP1V(VICTAS、粒高)
過去の用具の変更は、一次情報では確認できていません。
小塩遥菜の技術|サービス・ツッツキ・カット・攻撃
小塩選手の技術は、バックの粒高を生かしたカットと、回転の変化が土台です。
カット
相手の強打を粘り強くカットし続けるのが持ち味です。本人も、負けたくない部分に「回転の変化」を挙げています。
攻撃
JOCエリートアカデミーに入ってからは、世界で活躍するために攻撃力を取り入れるモデルチェンジに挑戦してきました。
小塩遥菜の戦術
基本的なプレースタイル
粘り強いカットで相手の強打をしのぎ、回転の変化でミスを誘うのが基本のスタイルです。そこに攻撃を組み合わせ、守るだけではない卓球を目指しています。
得点パターン
公開情報から読み取れる得点パターンは次のとおりです。
- 粘り強いカットで相手の強打をしのぎ、ミスを誘う
- バックの粒高と回転の変化で、相手の打球を狂わせる
- 甘いボールを攻撃で打ち抜く
小塩遥菜の戦績
世界ジュニア銀メダルとWTTフィーダー優勝
- 2018年:全日本選手権 カデット13歳以下 女子シングルス優勝
- 2019年:全国中学校大会 女子シングルス優勝、世界ジュニア選手権 女子シングルス銀メダル
- 2022年:WTTフィーダー ウェストチェスター 女子シングルス優勝
- 2023年:世界ランキング自己最高41位、世界ユース選手権 U19女子団体 準優勝
詳しい戦績
国際大会
| 年 | 大会 | 種目 | 成績 |
|---|---|---|---|
| 2017年 | 東アジアホープス大会 | 女子 | 優勝 |
| 2017年 | ITTFジュニアサーキット | カデット女子シングルス | 優勝 |
| 2019年 | ITTFジュニアサーキット 香港オープン | ― | 優勝 |
| 2019年 | アジアジュニア&カデット選手権 | ― | 3位 |
| 2019年 | 世界ジュニア選手権 | 女子シングルス | 準優勝(銀メダル) |
| 2022年 | WTTフィーダー ウェストチェスター | 女子シングルス | 優勝 |
| 2022年 | 世界ユース選手権 | U19女子団体 | 3位 |
| 2023年 | 世界ユース選手権 | U19女子団体 | 準優勝 |
国内大会
| 年 | 大会 | 種目 | 成績 |
|---|---|---|---|
| 2017年 | 全日本選手権(ホープスの部) | 女子シングルス | 優勝 |
| 2018年 | 全国中学校大会 | 女子シングルス | 準優勝 |
| 2018年 | 全日本選手権(カデットの部) | 13歳以下女子シングルス | 優勝 |
| 2019年 | 全国中学校大会 | 女子シングルス | 優勝 |
| 2020年 | 全日本選手権 | ジュニア女子シングルス | 準優勝 |
| 2023年 | 全日本選手権 | ジュニア女子シングルス | 3位 |
| 2024年 | 全日本選手権 | 女子ダブルス | ベスト8 |
リーグ成績
| シーズン | チーム |
|---|---|
| 2019年〜2022年 | 日本ペイントマレッツ(Tリーグ) |
| 2022-23〜2026-27 | トップおとめピンポンズ名古屋(Tリーグ) |
世界ランキングの推移
- 2023年6月:自己最高41位
最近の試合結果
国際大会
WTTフィーダー オロモウツ2024年8月
- 2回戦敗芝田沙季日本0-34-11, 5-11, 13-15
- 1回戦勝クレンペレロバチェコ3-011-7, 11-2, 11-1
国内大会
Tリーグ 2026-2027シーズン
- 10/17勝ホァン・ユージェ九州カリーナ3-011-4, 11-3, 11-6
- 9/20敗岡田琴菜木下アビエル神奈川1-39-11, 11-9, 9-11, 10-11
- 9/6勝吉松寿莉京都カグヤライズ3-011-9, 11-5, 11-2
- 9/5敗佐藤瞳日本ペイントマレッツ2-311-10, 5-11, 8-11, 11-7, 9-11
- 8/16勝横井咲桜日本ペイントマレッツ3-23-11, 11-9, 11-6, 3-11, 11-9
- 8/15勝ホァン・ユージェ九州カリーナ3-011-1, 11-4, 11-7
- 8/11勝菅澤柚花里京都カグヤライズ3-011-3, 11-6, 11-2
- 8/2敗大藤沙月日本ペイントマレッツ0-34-11, 6-11, 7-11
- 7/25勝チェン・イーチン木下アビエル神奈川3-011-9, 11-9, 11-7
全日本選手権2025年1月
- 4回戦敗笹尾明日香日本生命(佐賀)1-46-11, 9-11, 11-9, 8-11, 7-11
- 3回戦勝高森愛央四天王寺高(大阪)3-111-9, 11-7, 10-12, 11-8
- 2回戦勝高杉咲希トプコン(東京)3-011-9, 11-8, 11-5
- 1回戦勝川本茉乃花日本体育大(山口)3-011-7, 11-2, 11-6
全日本選手権2024年1月
- 4回戦敗安藤みなみトップおとめピンポンズ名古屋(愛知)0-47-11, 5-11, 7-11, 6-11
- 3回戦勝岡崎日和百十四銀行(香川)3-111-4, 11-1, 6-11, 11-7
- 2回戦勝清家綾乃オークワ(和歌山)3-011-4, 11-5, 11-3
女子シングルスの結果(新しい順)。2026年10月18日時点。
小塩遥菜のその他の活躍
姉妹での活躍
妹の小塩悠菜選手も卓球選手です。全日本選手権では姉妹でダブルスを組み、準々決勝まで勝ち上がっています。
メディアでの活躍
2023年には、VICTASの新製品カタログのモデルに起用されました。
まとめ
- 小塩遥菜選手は、2005年生まれ・岐阜県出身の右シェークカット。バックに粒高を貼る
- 2019年の世界ジュニア選手権で女子シングルス銀メダル、2022年にWTTフィーダー ウェストチェスター優勝
- 自己最高世界ランキングは41位(2023年6月)
- 用具はVICTASの松下浩二+V>15 Extra+カールP1V
- Tリーグはトップおとめピンポンズ名古屋に所属し、2026-27シーズンも登録
粘りのカットと回転の変化に攻撃を加え、世界で勝てるカットマンを目指しています。
この記事を書いた人
チョッピー(Choppy)
カットマン歴15年以上。中学で卓球を始め、高校でカットマンに転向し、大学で練習を重ね、社会人の今もカットマンを続けています。
カットマンに関する情報は限定的で、指導者や知り合いから教えてもらうことがほとんど。暗黙知になりがちなカットマンの情報を共有知に変え、カットマン界を盛り上げたい。カットマン人口を増やしたい。そんな思いでこのサイトを作りました。
参考・出典
- VICTAS 小塩遥菜
- Tリーグ公式 小塩遥菜(2026-2027シーズン)
- Rallys 小塩遥菜の使用用具・大会成績・プロフィール
- 北区 JOCエリートアカデミー インタビュー
- T'sシステムズ 小塩遥菜
- Wikipedia 小塩遥菜
※この記事の情報は2026年9月26日時点のものです。






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