テナジー05はカットマン向き?特徴・レビュー・使用選手

テナジー05は、バタフライのハイテンション裏ソフトラバーです。2008年の発売以来、トップ選手から一般の選手まで広く使われてきた定番のラバーで、カットマンのフォアラバーとしても多くの選手が使っています。この記事では、テナジー05の製品情報・特徴・評価・使用選手を、カットマンの目線でまとめます。

目次

テナジー05の製品情報

項目内容
メーカーバタフライ
種類裏ソフト(ハイテンション)
テクノロジーハイテンション、スプリング スポンジ
シートの色レッド、ブラック
スポンジ硬度36
スポンジ厚2.1mm、1.9mm、1.7mm
性能(バタフライの指標)スピード83、スピン76、弧線79
価格オープン価格(購入価格の平均は約7,163円)
発売2008年4月21日
生産国日本
品番05800

※バタフライ公式サイトの製品情報より(2026年9月時点)。性能の指標は、2023年2月に改定されたものです。

テナジー05のカットマン目線の特徴

カットマンのプレーに関係する3項目を、5段階で評価します。スポンジ硬度はメーカー公表値を使い、シートの引っかかりや相手回転への反応は打球感からの推定を含みます。星評価は暫定評価です。

※星5つが高評価、星1つが低評価です。使い手の技術や戦型によって感じ方は変わります。

評価項目評価カットマン目線での見方
守備・カット性能★★★☆☆36度の比較的柔らかいスポンジで、スイングが遅めでも回転をかけやすい一方、弾みやすく、相手の回転の影響も受けやすいモデルです。
攻撃・反撃性能★★★★★回転量とスピードを両立したテンション系で、後陣からのドライブやカウンターで攻めやすい性能です。
サーブ・台上性能★★★☆☆サービスやツッツキに自分から回転をかけやすい反面、弾みが出やすく、ストップやレシーブの長さ調整には慣れが必要です。

守備・カット性能

テナジー05のスポンジ硬度は36度です。柔らかめのスポンジは、スイングスピードが遅めでもボールをつかみやすく、カットの回転や安定感につながりやすいと考えられます。シートは回転をかけやすく、カットも切れるので、自分から擦ったときに回転を作りやすいと考えられます。一方で、よく跳ねて、相手の回転の影響も受けやすい面があります。シートがボールをつかみやすいと自分から回転を作りやすい反面、相手の回転も受けやすくなる場合があります。強いドライブを受けたときの抑えには、ラケット角度やスイング量の調整が必要です。厚さやスイング速度によっても使いやすさは変わります。

攻撃・反撃性能

攻撃性能は3項目の中でも特に高く評価できます。回転量を出しやすく、ループドライブで相手を下げてからスピードドライブを打つ展開や、甘いツッツキへのドライブで得点を狙いやすいラバーです。テンション系の弾みを生かした後陣からのドライブやカウンターを組み立てやすく、カットで粘るだけでなくフォアの攻撃で自分から得点を取りたいカットマンに向いています。

サーブ・台上性能

サービスやツッツキなどで、簡単に回転をかけられます。自分から擦って回転を作る台上技術は扱いやすい傾向です。ただし、台上では弾みやすさも指摘されています。ストップは短く止められる反面、少し当たり方が変わると浮きやすく、フリックやレシーブの長さ調整には慣れが要ります。サービスの回転性能と、台上全般の収まりやすさは分けて考えたいラバーです。

テナジー05の一般的な特徴

回転をかける性能が高い

バタフライは、多くの選手による試打と機械測定から「スピン性能が高い」と評価された「開発コードNo.05」の粒の形を採用し、強い回転をかけられるラバーだと説明しています。ハイテンションラバーと粘着性ラバーが融合したような打球感で、回転主体のプレーに向いています。

カットマンのフォアに使う理由

カットマンのフォアには、回転量の多いカットと、攻撃のときの威力の両方が求められます。テナジー05は、切れたカットと、回転量の多いドライブの両方を出しやすいラバーとして、国内外の多くのカットマンがフォアに使ってきました。

厚さで弾みを調整する

スポンジ厚は2.1・1.9・1.7mmの3種類です。攻撃力を重視するカットマンは厚いスポンジ(特厚)を、カットの安定を重視するなら薄めのスポンジを選ぶ、という選び方ができます。厚谷武志選手や福岡乃愛選手は、特厚を使っていました。

テナジー05の評価

卓球ナビに寄せられたユーザー評価(275件)の平均値は次のとおりです。

項目平均
総合評価9.34
スピード8.46
スピン9.53
コントロール8.04

卓球ナビの評価(10点満点)

総合評価
9.34
スピード
8.46
スピン
9.53
コントロール
8.04
0510

良い評価

  • 回転が自動的にかかる感覚があり、回転量の多いボールが出せる
  • ドライブ、ループドライブ、スピードドライブのどれも入れやすい
  • 回転性能とスピードの両方が高い

気になる評価

  • 自動で回転がかかる感覚が強く、基礎ができていないと性能を生かしにくい
  • 寿命が短く、価格が高い
  • カットマンの台上の守備では、癖の強さに慣れが必要

テナジー05を使用するカットマン選手

選手使用の時期
パナギオティス・ギオニス(ギリシャ)フォア
テティアナ・ビレンコ(ウクライナ)フォア
キム・ソンイ(北朝鮮)フォア(時期不明)
厚谷武志フォア、特厚
福岡乃愛フォア、特厚(2020年)
朱世赫(韓国)フォア(2015年8月頃にテナジー64から変更。現在は引退)
御内健太郎フォア、特厚(2020年まで。その後ディグニクス80、STIGAのDNA Pro H)

テナジー05ハードは、ルーウェン・フィルス(ドイツ)とワン・ヤン(スロバキア)がフォアに使っています。

多くの選手が、バックにバタフライのフェイントロング2・3やフェイントソフトなどの粒高を合わせています。

テナジーシリーズの中での位置づけ

テナジー05は、テナジーシリーズの中で回転を重視した定番のモデルです。スピード重視のテナジー64、硬いスポンジで威力を上げたテナジー05ハード、柔らかく扱いやすくしたテナジー05FXなどの兄弟モデルがあります。シリーズの全モデルのスペックと選び方は、テナジーシリーズのまとめで比べています。

まとめ

  • テナジー05は、バタフライのハイテンション裏ソフト(2008年発売)
  • 「開発コードNo.05」の粒の形で、回転をかける性能が高い
  • 卓球ナビの総合評価は9.34(275件)。回転性能は高いが、寿命と価格が課題
  • ギオニス選手・ビレンコ選手・キム・ソンイ選手・厚谷武志選手など、多くのカットマンがフォアに使用。05ハードはフィルス選手・ワン・ヤン選手が使用

回転量の多いカットとドライブを両立させたいカットマンのフォアに向いたラバーです。

この記事を書いた人

チョッピー(Choppy)
カットマン歴15年以上。中学で卓球を始め、高校でカットマンに転向し、大学で練習を重ね、社会人の今もカットマンを続けています。

カットマンに関する情報は限定的で、指導者や知り合いから教えてもらうことがほとんど。暗黙知になりがちなカットマンの情報を共有知に変え、カットマン界を盛り上げたい。カットマン人口を増やしたい。そんな思いでこのサイトを作りました。

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参考・出典

※この記事の情報は2026年9月28日時点のものです。

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